このサイトは館山市の、とある塾の塾長が
小学生&中学生の親御さんたちへ
専門家の目線から家庭学習や教育について
アドバイスを発信しているブログです
↑というのがブログコンセプトなのでたまには真面目にアドバイスをw
いよいよ受験シーズン到来です
この時期の効果的な受験勉強と言えば、やはり過去問対策というのが一般的です
ただ、この過去問対策というのを間違って捉えている生徒、あるいは全く活かしきれていない生徒が案外多いです
「過去問が出来たから受かる確率が高い」
「過去問が出来なかったからあぶない」
そうやって一喜一憂している生徒を見かけますが、全く意味のないことです
なかには張り切り過ぎて、「今日から毎日過去問を1年分解く!」といった無謀な計画を立てる生徒もいます
その意気込みは買いますが、仮に毎日過去問を1年分解いたとして、そのとき解けなかった問題はいつ復習して、いつ解き直すのですか?
それとも解き直しすることもなく、赤ペンで答を写して終わりですか?
過去問を解けば、合格に近づけるわけではありません
過去問をたくさん解けば、入試の点数が上がるわけではありません
過去問を解いて問題の傾向と自分の弱点を知り、それを克服して初めて合格に近づけるということ、忘れてはいけません
例えば過去問を解いて図形と関数の複合問題が苦手だとわかったら、他の問題集などを使って関数と図形の複合問題を重点的に勉強すればいいし
関係代名詞が苦手だとわかったら、関係代名詞を完全に理解できるまで勉強すればいいのです
当たり前のことなんです
でもこの当たり前のことをやらずに「過去問だけを何年分もやって成績が上がらない」と嘆いている生徒がたくさんいます
過去問対策に限らず勉強は全て、「出来ないものを出来るようにする」のが基本です
そのためにはただ闇雲に問題を解くのではなく、復習してしっかり覚える時間も確保する必要があります
出来るものが多くなっていけば、自然に点数も上がり、合格に近づくことは言うまでもありません
せっかくの過去問対策
「やったつもり勉強」で終わらせるのではなく、一歩でも合格に近づける勉強にしていくことがこれからの時期、特に大切なことなのです
過去問は「ただ解いただけ」では何の意味もありません
1年分解いてみたら、そこで解けなかった問題や苦手な問題(単元)の復習や対策をして、まずそこを克服しましょう
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