勉強において最も大切なのは「覚えているかどうか見直すこと」だと思っています。
昨日やったことを記憶しているか、一週間前に新しく覚えたことをまだ覚えているか、そういった「見直し作業」を繰り返すことで知識は定着していくものです
けど、多くの子供たちは、この「見直し」を嫌います
「さっきやったから」
「もうわかったから」
やりたくない気持ちは分からないでもありませんが(人はパソコンと違い一度覚えたからと言ってずっと覚えていられるわけではなく、どんどん忘れていく生き物です。ほっといたら苦労して覚えたこともすっかり忘れちゃいます)せっかく一度頭に入れたことを「無」にしてしまうなんて私からすれば勿体ないことなんですが、、、
子供任せにしていれば、大抵の場合この「見直し作業」はしてくれないのではないでしょうか
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人間の脳は何度も目にしたものを自分にとって「大事なもの」と認識し、自然に忘れないように働くそうです
ゲームばかりやっている人にとって最も大事なものはゲーム
スマホばかり見ている人にとって最も大事なものはスマホ
「大事だからやる」のではなく「やるから大事になる」ということなんです
とすれば、勉強のやり方なんて簡単ですよね
覚えたいことをよく目につく場所に張っておくというのは、理にかなった勉強法でもあるということです
勉強法は人によってさまざまですが、私の場合はその日に覚えたことはその日の勉強終わりに必ず見直し、次の日の朝にもう一度サラッと見直すようにしています
(塾生たちには同じように見直しするよう指導しています)
そしてその繰り返しが勉強というものではないでしょうか
「今日は何ページ進んだ」
「今日は何時間勉強した」
そんなことが重要ではないことぐらい誰だって分かっているはずです
それよりも昨日やったことをどれだけ覚えているか
「見直し作業」のほうが百倍大事だということを忘れてはいけません
「ボクは暗記が苦手だから」と言っている生徒さん
昨日やった問題集やプリント、その後一度でも目を通しましたか?