このサイトは館山市の、とある塾の塾長が
小学生&中学生の親御さんたちへ
専門家の目線から家庭学習や教育について
アドバイスを発信しているブログです
教える側の人間にとっては、とても心地よい言葉かもしれません
子供たちからこの言葉を聞くために、日々頑張っておられる先生方も多いのではないでしょうか、
でも皮肉なことに、このように反応の良い生徒ほど、実は意外と伸びない場合が多いものです
私のこれまでの経験から言わせてもらうと、学力の高い生徒ほど簡単に「わかった!」とは言ってくれません
教わったことを(複雑な解法を)自分の頭で整理する作業をするので、「わかった!」となるまで多少の時間がかかります
納得できない所は『とことん質問してきます』し、たまに教師泣かせ、というか私泣かせの鋭いツッコミをして困らせてくれることもあります苦笑
でもその分、いったん「わかった!」となると、確実に自分のものにしてくれるので、とても信頼性は高いです
一方、すぐに「わかった!」と言ってくる生徒は、その時はわかったつもりになっていますが、1週間もすれば、きれいさっぱり忘れてくれていることが多いですwww
私が言うのも何ですが、私も含めて教えることを生業にしている人間は、「わからせる」というよりは「わかった気にさせる」のが得意な人種
ですから子供たちに「わかった!」と言わせるのは、私たちにとってさほど難しいことではありませんし、たとえば勉強から離れて久しい親御さんたちに微分積分で体験授業を経験してもらったとしても「楽しませながらわかった気にさせる」ことは容易いことです
塾の体験授業で、「めっちゃわかりやすかった!」という子供の言葉を信じて、その塾に通わせたものの一向に成績が上がってこないのは、子供がまだ「分かった気させられた」状態から抜け出せないからです
「わかる」って、そんな簡単なものではありませんよね
「わかった気になる」のは簡単ですが、本当に「わかる」にはじっくり考える時間が必要なんです
それともうひとつ
多分みなさんも同じような経験があるかと思いますが、古文や英語の授業で教科書の文章を丸暗記して、先生の前で暗唱させられること、ありませんでしたか
私はあれがひときわ苦手でした
数学や理科のように理屈で考えて「あぁ、そうか!わかった」(www) となる場合はいいのですが、意味がよくわからないまま「暗記する」という作業は他の人よりかなり遅かった時期がありました
ですから、当時の私は「暗記が苦手=自分は頭が悪い」と勝手に思い込んでいました
子供によっては、こういったことで劣等感を持ってしまう子供も多いようですが、少なくとも私にとっては逆に幸いしたように思います
「自分は頭が悪いから、人の何倍も勉強しなければ人並にはなれない」
そういった覚悟が出来ました
他の人が5回で覚えるなら自分は10回やればいい、10回で覚えられなければ20回やればいい
ただそれだけのことなんです
そう思って勉強しているうちにいつの間にか成績も上がり、それまでの苦手意識が自然に消えていきました
今までの教え子の中にも、「自分は暗記が苦手」と言ってくる子がけっこういました
「頑張ってるのに覚えられない」と訴えてくる子もいます
みんながそうとは言いませんが、そういった子によく話を聞いてみると、実はたいしたやっていないケースがほとんどです
2、3回教科書を読んでみたけどなかなか覚えられない、だから自分は「暗記が苦手」というわけです
私からすれば、それだけで覚えられると思っているほうが不思議でなりません
2、3回素振りをしたから、野球がうまくなるわけではありません
2、3回ボールを蹴ったから、サッカーがうまくなるわけでもありません
「暗記のコツ」は覚えるまでやる。ただ、それだけのことではないでしょうか
もちろん、「ただ丸暗記する」よりも「意味を知ったうえで暗記する」ほうが覚えやすくなるのは今さら言うまでもありません
そして、ある程度の「知識のつながり」が出来あがってくると、どんどん覚えやすくなってくるし忘れにくくもなってくるものです
そしていつしか、それは自分にとって「当たり前」のものに変わります
そうなって初めて「身に付いた」と言えるのではないでしょうか
先週定期テストが返却された館山中の生徒、2週間後に定期テストを控えている安房高生!
「暗記が苦手」と言う前に、自分がどれだけ本気で「覚えよう!」という気持ちで勉強しているか
テスト前の勉強時間を増やしただけで満足していないか
再確認してみる必要もあるのではないでしょうか
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